朝ご飯を作るためにすぐ家の中に戻るつもりだったのだが、ソレが目に映り、家と反対方向へと足は動いた。




ライトの家の周りは何軒か家があるだけでほぼ花畑だったが、ソレの方へ向かうにつれて家が増えてくる。




しかし人の声はせず、聞こえるのは春の風に揺れる花や葉の擦れる音と、自分の足音だけだ。




「まだ、誰も起きてないのかな」