炉暮said

目が覚めたら暗い暗い部屋にいた。 

土の香りがする。
 
人はこない。

食事はない。

何度も何度も出ようとした。だけど、出られることはなかった。

フラフラする。もう、死んじゃうのかな?

そんな時、外から足音が聞こえた。

私は、最後の希望を信じてさけんだ。

すると、少し年上の男の子がこちらへ近づいてきた。

「僕は沖田総司。どうしたの?そんな泥だらけで。」

声がでなかった。そして、やっとでた言葉は

「助…けて…」

男の子はびっくりしていた。 

そして、私の手をひいて走った。