炉暮said

お父さんが怪我をして帰ってきた。 

血がたくさんでている。 

痛そう。私が治せたらいいのに。

ただ純粋に、そう思った。 

すると、手から青い光がでた。父の傷口にあてると、みるみるうちに傷は治っていった。

父の笑顔がみられると思った。

けれど、そうはいかなかった。

父からでた言葉は、 
 
「炉暮、すまないなぁ。」

父は涙ぐみながらそう言い母は私を遠い所までつれてきた。

そして、暗い暗い部屋へ閉じ込めた。