｢パパー波瑠妃ってさピアニストとか言われてるけどそんな凄いのー？｣



｢はっ、そんな訳ないだろう。どうせ美央かお義父さんがコネで入れたに決まってる｣



｢なんでそんなことする必要あんの｣



｢そりゃあれだろ。なに一つ取得の無いあいつを不憫に思ってとかそんなんだろ。だから俺はあいつが嫌いなんだよな、なんにも出来ないのが普通とでも思ってんのじゃね？｣



｢有り得るかもー！てかあいつってなんでこの家の人間なのー？芸能人でもないくせに。あいつの為にパパは余計な教育費使わなきゃじゃーん。｣




｢ホントだな。でもいなかったらせっかくの雑用係がいなくなるからそれも嫌だな｣




｢キャハハハハ雑用係ってあいつにぴったりじゃん！｣



｢俺は美央も嫌いだな。めんどくさい｣



｢私もーなんかママって自分が可愛いとか思ってそうだしー｣



｢俺もー勉強勉強って言うけど芸能人なんだから使わねぇし？一々うっさいんだよ｣