買い物を終え
軽くご飯を食べて
百貨店を出た。

2人で、手をつなぎながらクリスマスの華やかな街を歩く。

「寒いし、人、多すぎです」

『クリスマスは、こういうもんなのっ』



「・・家、来る?」


私の顔を覗き込み
キラキラした瞳で唐突に。


『・・・う・・ん』

光君は、急に足早に歩き出す。