そこへ、生徒会2年生女子。 光君にベタベタしていた、新山さんが来た。 「広瀬君、ここ、いい? なんか今日混んでるね。席、ここしか ないみたい」 新山さんの、甘くて高い声が聞こえてくる。 光君の声は、聞こえない。