「誰かを思ったり 思われたり。
そんな経験ができること自体、素敵なことなんだから。
下向いてちゃ時間がもったいないよ。
これからも、あのこのこと、よろしくね。」

「嫌になったら、その辺にでも捨てておいて。あはは・・」


こんなすてきなお姉さんたちがいて
少し光君が羨ましくなった。

私は長女だから、お姉ちゃんがずっと欲しかった。

このお姉さんたちがいつも近くにいたから
光君は毒舌プリンスだけど
間違った道を行くことなく、
真っ直ぐ育ってきたんだな、って、
ちょとだけだけど、光君がわかったような気がした。