私は由美香!
今日からこの、移牒学園の高校生!


どんな子がいるのかな?
「ワクワクしてきた!」


私は早くクラス表が見たくて走っていた。

そんな時だった。

______ドンッ!
  
「きゃぁ!」

「や、やばいこのままだと転ぶ!」
そんなことを思いながら目をつむった。

そしたら、急に私の体がふわって浮いたような気がした。
何が起こったのか私には分からなかった。


目の前に見えるのは、、、、お、男の人の顔だった!

(ち、ちかい)

「おい!大丈夫か?ったく、前見て歩けよな前見て」

(私地面から足が浮いてる?)
私は回らない頭で考えた。

考えて考えた末に出てきた答えが。
わ、わたし、お姫様抱っこされてるんだと答えが出てきた!

だからこんなにも顔が近いのか。
しかもこの人(イケメンだ、、、、。)
「おーい。人の話聞いてましたかー?」

見とれていたら声をかけられて一瞬ドキッとした。

「えっ!、、あっごめんなさい。ついあなたの顔に見とれてしまっていて、、。」

「、、、、ふーん。そっかそんなに俺ってイケメンなのか。」

なっ、何このナルシスト!

そして今気づいた。

「、、、、あのー。早くおろしてくれませんか?周りの視線が痛いですし。それに私がこのかっうしている時点でものすごく恥ずかしいので、、、、。」


「、、、、っち。んだよ人がせっかく助けてやったのによ。お礼の一つもねぇのかよ。」

、、、、、、、、最悪だ。とんだ最悪な私の高校生活が始まりそうだわ!
なんか考えたらムカムカしてきた!

「、、、、あの、ありがとうございました。以後このようなことが起こらないようにしますね。」

そんな彼、いや彼たちとの学園生活が始まった。