星空の夜

その日から毎晩、僕たちは
誰にも内緒で会って話をした。


マリアンヌとの話は面白かった。

マリアンヌは遠い国の話をたくさん
してくれたし、代わりに僕も
僕のことをたくさん話した。



僕たちはお互いになんでも
話せるような仲になっていた。


そして今日、僕はマリアンヌにずっと
話していなかった病気のことを話した。



「フレドリックは、病気なの。」


「うん。もうすぐ死んじゃうんだって。」


「そう…フレドリックは怖くないの?」


「怖いよ。でも、星を見れば
怖くないんだ。」


「星が好きなの?」


「うん。叶うわけないけど、
僕は星を手に取るのが夢なんだ。」


「素敵な夢ね。でも私、星を
持ってくることならできるわよ。」


「えっ、本当?」


「ええ。今から持ってきてあげる!」



そう言ってマリアンヌは、
窓の外に飛び出していった。