神様っ!!

柊はいつも家に来るから、柊のお姉さんとはあまり話したことがなかった。

幼なじみとはいえ、お互いの家にいきっこした訳じゃない。

「それじゃ、柊も子供が好きなんだ」

「まあね。文句なく可愛いし」

カラー剤を塗りたくった頭にラップを掛けると、柊は奥に引っ込んだ。

「しばらく待ってて」



何もすることがないので、雑誌を見ていても柊の言っていたことが気になってくる。

柊が子供好きだなんて知らなかったけれど、甥っ子がいるなら子供と仲良く遊んだりしているんだろうな。


彼氏を作るんだ!!


そう思っていたけど、それって考えてみたら通過点でしかないんだ。