家を出て学校へ向かう

季節は秋で
心地よい風が吹く

「優衣、、、、、」

「早く来いよー、、、、、、」

「待ってよ礼二!」

ちょうど一年前は二人で学校行ってたな、

思いだしながら歩いてると

ドンッ!
「わぁ!すいません!」

誰かにぶつかってしまった

見上げると、とても顔の整った私と同じ制服を着た
男の子だった

「いいえ、」

「ほんとにすいません」

そういいながら通り過ぎようとした時、

「あの、一緒に行ってくれませんか?」

、、、、、、、え?
一緒に?

「それって学校に?」

「はい」

よく分からずOKして一緒に学校にいくことにした

「すいません、今日が初登校日で。」


「あぁ、転校生ね」

この人が転校生か、、

「さっきはごめんなさい、ぶつかっちゃって」

「いえいえ」

「てか、敬語やめようよ〜」

「あ、、うん」

照れくさそうに「うん」と言った彼には少しドキッとした

そらからは、何も喋らずに学校に着いた

彼は職員室に行き、私は自分のクラスにいった

「あ、名前聞くの忘れちゃった」

そんなことを思いながらクラスについた

「優衣〜おはよ〜」

朝からテンションマックスで話しかけてきたのは
私の幼なじみの悠人

「おはよ!」

挨拶をかえした後に急に真顔になった悠人が

「今日、用事ある?」

と、聞いてきて違和感を感じた

そう、悠人が真剣な話をする時は
大体、あの話だ

「うん、あるよ」

「じゃあ、帰り学校終わったあと話そう!」

そういいながら悠人は友達のところへ行った

私は自分の机の上にカバンを置き椅子に座った

夜、あまり寝れなくて机に突っ伏して目を閉じた

あー、寝よ

そう思った時、

「優衣!!!!」

耳元で叫ばれた