「うっ!んっ。。。」

目の前で血だらけになり動かない礼二

「礼二!!!礼二!!!!」

私は必死で名前を呼ぶ

それでも、礼二の頭からは出る血は止まることなく
私の手を赤く染めていく










「優衣ーー、起きなさい」

「はっ、、」

なかなか起きてこない私を起こしに
お母さんが部屋に入ってきた

「優衣、、、、また夢見てたの?」

「うん。」

汗だくになり顔色が悪い私にお母さんが言った

「病院言ったほうがいいんじゃない?」


「いいの、行かないよ。
死ぬわけじゃないんだし」

私は心配かけたくなくて無理して笑う


「そう、、、」

納得いってなさそうなお母さんの顔

「もう!心配しないでいいよっ!
それより、お腹空いた!!!!」

「うん、早くご飯食べて学校いきなさい」

「はーーーい!」


階段を降りて、下に行くとお父さんはもう起きてた

「お父さん!おはよ!」


「おぉ、おはよ、」

お父さんは口数が少なくあまり喋らない

「優衣、、、、、、」

珍しくお父さんから話を振ってきた

「ん?何?」

「学校は最近どおだ?」

何かと思ったらそんなことかと私は思った

「なんだぁ、、学校ねっ!」

「普通だよー
そういえば今日、転校生がくるらしーよ!」

「そうか、、、、
彼氏は?」


私は「彼氏」という言葉に反応した

私は黙り込んだ

「、、、、、」

「そろそろ彼氏ぐ」

「彼氏はいらないよ!つくらない!一生いらない!」

お父さんの言葉を遮り言った

「そうか。すまないな。朝から。」

「あっ!ごめんなさい、
とりあえず、彼氏はいらないんだ、、、、、、」

いらないというのも正しいけど
違う、つくっちゃいけない、恋をしちゃいけない

私なんかにそんな資格ない


大切な人を殺した私なんかに

その代償だ