「お、起きたか。おはよう。」
「おはよ、え?これ拓馬が作ったの?」
月曜日、目を覚ますと既にテーブルには朝ごはんが並んでいた。色とりどりのサンドイッチ、ヨーグルト、フルーツジュース。
「他に誰が作るねん。」
「もう風邪は治ったの?」
「全快や。」
昨夜の時点で熱はすっかり下がっていて食欲も戻ってきてはいたのだけれど、まだ少し鼻水止まらん、と言っていた。キッチンから振り返った今朝の拓馬は普段通りだ。
「治ってよかった。すごい美味しそう。」
「俺も料理の腕上げたやろ?今目玉焼きも焼いてんで。」
「ふふ、豪華だね。」
「ちょっと待って。座る前にこっち来て。」
椅子をひいたところで呼ばれて、キッチンに立つ拓馬の近くまで行く。
瞬間、抱きしめられると同時に、キスされた。


