すぐにバリアを張らなきゃ!
お願い!


力を籠めると、バリアが張られたみたいだ。よかった……。


けど、さっきのでオレガノさんと南天さんが怪我をした。


「南天!?治療するわ、こっちに!」


二人ともまだ動ける。
もっと早くに張っていれば、こうならなかったかな?


「桃子さん、バリアを張ったまま進みます。もっと大きく出来ますか?」


バリアが広がる様子をイメージする。
すると、バリアが広がった。ちょっとわかってきたかも。
広がると色が薄くなった。強度が心配になったので力を籠めると、また色が濃くなった。


「私も行く!」


腕に包帯を巻いた南天さんが駆けつける。オレガノさんはバリアから出ないようについていく。
バリアで身を守りながら、ミルフィさんに近付いた。