そして始業式

私たちは体育館にいた

「えー 今日から皆さん進学して新しい学年となります〜〜」

と校長の長々とした話が終わり

『あー 校長話長すぎ まじ、だるいわ』

「そんな事言わないの 確にだるかったけど…」

とか話してると


『さき、佐々木』

と後ろから声をかけられた

それは、私の幼なじみで部活が一緒の

翔夜と俊だった

彼らとは私が水泳を始めた時に出会った

結構仲がいいんだ

「なんだ 翔夜と俊かw」

『なんだとはなんだよw』

いつもこんな感じ

俊は頭が良くて結構大人しそうに見えてやんちゃ

翔夜は、大人しくてでも周りと調子に乗りやすい

2人とは元々付き合いが長いから

色々知ってるんだけどね

知らないことの方が多い

『ねぇねぇ』

そう言って私達の会話に入ってきたあいちゃん

「明日、後輩できるよ 水泳部何人入ってくるかな?」

『えー あんまいなそうじゃない?特に女子なんか』

「確に…」

水泳部の2年女子は私とあいちゃん2人しかいないの

『なんか…』

とか話してるうちにクラスの前に来てしまっていた

『じゃあ』

翔夜達はそういった

「あっ、うん」

『翔夜君達、クラス隣だったんだね』

「そうだね」

同じクラスがよかった

一瞬、そう思ってしまった

今まで体験したことのない感情が確にあった