お母さんはずっと泣いていた

家に帰り、お父さんが帰ってきて全てを話した

お父さんは静かに

『さきの人生だ すきなようにしなさい でも無理をしてはいけないよ』

と言われた

病気のことは友達に言わない事にした

知られたくなかったから

あと1ヶ月

その時間はとても貴重な気がしてならなかった

その夜

私は、病気を知ってから初めて泣いた

怖いかった

みんなが羨ましかった

なんで私だけ

私が何かした?

分からない

そして

私はいつの間にか深い眠りについていた