*朝の時間
メイド「お嬢様!お嬢様!起きて下さい!!」
数人のメイド達が私の部屋に入り、ベットの中の私を揺さぶる。
まだ眠いよー
貴『うぅ…まだ眠い。』
メイド「眠いのは、仕方ありません!」
メイド達は必死に私を起こそうとする。
まだ、冷え込む二月
そんな時期に、「起きて下さい!」そう叫ばれては、布団をはぐ。
そんな事をするだなんて…
本当にメイド?
って思っちゃう。
やなこった。
まだ、8時だよ?
そんな早く起きなくてもよくない?
貴『…なんで。そんな早く起きなきゃいけにゃいの…』
ただいま眠すぎて言葉が変になっております。
メイド「はぁ…忘れたのですか?お嬢様。今日は、お兄様がこの別荘にいらっしゃる日ですよ?」
あれ?
そうだったけ、
そう言う顔をしているとメイド達は呆れたような顔をする。
お兄ちゃんが…
この別荘に来るんだ。
貴「居るって言っても2日ぐらいっしょ?」
メイド「えぇ、そうですが。」
やっぱり。遠いもんねー、実家より。
メイド「お嬢様…、ここが別荘だからと母上様が来ないからといってぐだぐだしてては、いけませんよ。」
貴『はぁーい。』
そう言いメイド達の"起きて下さい!!"コールを無視して私は、深い深い眠りについた。