あなたがここにいる奇跡

「私は太樹の事好きとは言ったけど、付き合ってるだなんて言ってない。好きなら正々堂々、太樹に向き合いなさいよ」

それからどうやってあのグループから逃げ出してきたか覚えてないが、お風呂に入ってるとき、腰に痣ができてたことは確かだった。

次の日から地獄の日々が始まった。こんなにも学校に行くのが嫌だと思うことはなかった。病気なのに学校にいける、それだけで幸せなことのはずなのに、、、これとばかりは太樹には助けを求めることができなかった