片想い【完】




次の日。私はもちろんDejavuの新曲のCDをきちんとかばんの中に入れて学校に登校。



学年が違うからいつも一日に一回会えたら運がいいのに、今日は佐田先輩が私の教室に取りに来てくれるから確実に会える。




素直に凄く嬉しい。



わくわくしながら迎えた放課後。






急に騒がしくなる教室。





それは、



「やばい、佐田先輩じゃん!」


「え!どうして!?」


「やばいかっこいい〜」







「おまたせ。静香ちゃん。」





佐田先輩が教室にきた証。



先輩が私の名前を呼ぶと一気に私に注目が集まり、クラスの女の子は全員不服そうな顔をする。




そんな視線に緊張しながらも、自分のかばんからCDを取り出して先輩の待つドアの前に向かう。