始業式から1週間が経った。
 新しいクラスにも慣れて楽しい毎日"だった"


 今日は、、例外。


 『ヘ、、へ、、へクシッ!!』

 『沙織、大丈夫?』

 いつもとはうって変わって真剣な顔で
 優が聞いてくる。

 『微妙。でも今日は保健室行くわ。』

 『うん。保健室まで連れてこか?』

 『大丈夫。1人でいける。
  武士男に保健室行ったって言うといて。』

 『了解!』


 優に伝言を頼んで、1人保健室に向かう。
 こんな体調悪いのはいつぶりやろ。
 これといって体が弱い訳でもないから
 覚えている限りでは、小4以来かな。


 なんて考えながら歩いていたら
 保健室に着いた。


 ーコンコン ガラッー


 『失礼します。ゴホッ』

 え。先生いないんですけど。
 今からまた職員室に行く元気なんかない。

 『職員室行くのは無理だ。
  とりあえず横になって後で言おう。
  最悪怒られてもいいし。』

 独り言を呟いて
 1番奥のベッドに横になろうと向かう。


 ードサッー


 そこからは覚えてない。深い眠りに落ちた。