「なんだ、今日はちょっと積極的にしてみようかと思ったのに」

せっ、積極的!?
何を言うのかこいつ。
でも不思議と嫌な気はしなかった。

「す、朱紅波。私と本当に結婚してもいいの?」

「まあ、親が決めたからね。俺は女が嫌って言っただけで志那が嫌とは言ってないけど」

「でもお前みたいな女嫌って」

「そんなこと言った?ごめん、過去は忘れる質なんだ」

はぁ!?もう訳わかんないよ!
こういう男の人一番苦手。。

でもこの人の表情だけは忘れられないような。引き寄せられるものがあるのは確かで。。