別の日。

「今日は何?」

学校から帰ると朱紅波が私の部屋のベッドに寝転んでいた。

「帰ってくるの遅い。志那のことずっと待ってた」

どんどん私に近付いてくる。

「ちょっ、何?」

「何もないけど、どうして顔赤いの?志那変だよ」

いやいや、この前の忘れたの!?
こっちはドキドキが止まらなかったのに!
どうしてだろ。朱紅波をみてると胸が熱くなる。この前抱き締められたから錯覚してれのかも。

「朱紅波が!!あんたがからかうからどうしたらいいのよ!!もう」

壁まで私を追い詰めておでこにキスした。