「お前にはさ、めっちゃ迷惑かけたし、酷いこともしたじゃん、俺。」

勇太が俯いて話し始める。

「そうだね、勇太にはめっちゃ迷惑かけられた。」

私は小学校の頃、勇太に割り箸を毎日あげていたことを思い出す。