「……え⁇吏夷、今から 予定あるんだけど。」

「……は⁇母さんに連れて帰ってこい、って言われたんだけど。」

「だって、ママにそのこと言ってないもん。

知らないと思うけど。」

「荷物持って帰れ、ってか⁇
お前、あんましふざけんなよ⁇」

吏夷は少し俯き加減で、上目遣いをして 澪緒の方を見た。

「澪緒は吏夷に友達なんて居ない方がいい、っていうの⁇」

「そうは言わない、でもお母さん 吏夷が帰ってくるのを心待ちにしていて、ご馳走を用意してて 吏夷が好きなものいっぱい用意してんぞ⁇

そんなお母さんの気持ちをお前は裏切んのか⁇」

"それに、俺だけで帰ったら ぜってー何か文句言われるし" って言った澪緒。