入国ゲートを抜けて、無事 日本に帰国。

「おかえり、吏夷。」

出迎えてくれたのは、兄の "澪緒" 。

「ただいま、澪緒。
で、何 その格好。ダサすぎ、隣歩きたくない。」

「いや、変装……⁇」

銀髪を隠すためにキャップを被っていて、ブラックのノースリーブにグレーのスエットパンツ。

……セットアップ、ってことかな⁇

その上にグレーの長袖パーカー。

どう考えても、ダサい。
いや、ダサすぎる。

「帰ったら、ちゃんとした服 着るから ちょっとの間くらい我慢しろ。

じゃあ、家 帰るぞ。」