「ワンワンワンワンワンワン!ワワワワワンワン!」
「なるほどなるほど……」
「サイコさん!ポメ太郎はなんて??」

みんなが息を飲んだ。


「どうやら、ポメ太郎だけが唯一作者と繋がれるらしい。作者からみんなにメッセージだ」
「……んだよ、その設定。ここに真面目な奴いねえのかよ」

この中でヤンキーのくせに唯一真面目なキャラである凌我の意見は、誰も聞いていない。
どんまい、凌我。


「で、作者はなんて!?」
「青春、始めます!は、プロットなしでスタートして、正直作者も物語の方向性が掴めていないらしい。作者の中では、高校も青春なのに、なんで青春終わった的なこと言ってんの?っていう思いが書き始めた当初からあったらしい」
「おい、だったらなんでこんなの書いたんだよ!」
「まあ、確かにあたし達も可笑しいなーって思ってたよ?思ってたけど……」
「……でも、作者は結構お前らのこと気に入ってるから、このままよく分からない方向性で進めていくってさ」