「・・・ねえ、瞬」


ーーごめんね。

そう言おうと思って、瞬に声を掛けると、

「なあ、蛍。その服、着てみてよ」

「へっ?い、今?」

「うん、今」


瞬にそう頼まれ、少し戸惑う。


「わ、分かった」

でも、断る理由なんてなかったため、あたしは瞬の寝室を借りて、ワンピースを着た。



「ど、どう・・・?」


ワンピースを着て瞬の前に行くと、瞬はニコッと笑って、

「うん、すげえ可愛い」

と、言ってのける。


ドキッとしちゃって、あたしは顔を熱くさせながら、

「ありがとう・・・」

と言った。