「・・・ねえ、瞬」
ーーごめんね。
そう言おうと思って、瞬に声を掛けると、
「なあ、蛍。その服、着てみてよ」
「へっ?い、今?」
「うん、今」
瞬にそう頼まれ、少し戸惑う。
「わ、分かった」
でも、断る理由なんてなかったため、あたしは瞬の寝室を借りて、ワンピースを着た。
「ど、どう・・・?」
ワンピースを着て瞬の前に行くと、瞬はニコッと笑って、
「うん、すげえ可愛い」
と、言ってのける。
ドキッとしちゃって、あたしは顔を熱くさせながら、
「ありがとう・・・」
と言った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…