「フフ♪フフフ♪」

あたしは廊下をご機嫌で歩く。

あのね、明後日、拓君の家に遊びに行けることになったんだ!

わーい。

この喜びは、嘘なんかじゃなく、ホントの気持ち。

言ったでしょ?
この人にだけは、嘘をつきたくないの。

本当の恋。
それは、今なんじゃないかと思う。
昔は、捨てて、捨てて、を繰り返してたから。