「かーごめかかごめ―」

これは、私が昔、よく歌っていた歌。
親を亡くしてから、よく、歌っていた。

「かーごのなーかの鳥ぃはー」

この歌は、呪いの歌。

「いついつであーうー」

この童唄は、悲しい悲しい歌。
残酷な歌。

「夜明けの晩に、鶴と亀が滑ったー」

呪ってやる。
呪ってやる。

「後ろの正面だ、あ、れ?」

フフフフフフフフフフフフ。
私だよ?

なーんてね。