『ウエッ、ウエッ!』

夢の中の私も泣いていた。
顔を手で覆い、誰にも見えない様に。

そっと、小さな声で。

『紫乃。』

顔をあげた。
誰かが、私を見下ろしている。

『エッ!』

どこから見てもそれは、、、、、
人間じゃ無い。

『どうして、此処に来たの?』