「私が大きくなって、踊り子のお姉さんたちのようなに大人の女性になっても、やっぱりその呼び方なの?」

踊り子は、ふふっと笑いながら

「君は、いつまでもぼくの愛しい君だよ」

といい、そっと髪にキスをしました。


「他のものに怪しまれる。さあ、行きなさい」


少女は、再び街へ出て、踊り子に言われた通り、次は東へお城を目指しました。





「愛しい君が、無事にもとの世界に戻れますように」