学校。行くの嫌だな…
「おはよ、みかん!!!」
「…おはよ、みっちゃん」
「…元気ないわね、風邪?」
「ううん、元気だよ」
「嘘。明らかに元気ないじゃない。
保健室行く?」
「…もう、うるさい。やめてよ」
「…は?」
「…あっ…!!!!!」
私は何も言えなくてそこから去った
私、今、なんてことを
みっちゃんは心配してくれたのに
うるさい、なんて酷いこと言った
謝らなきゃ
そう思うのにわたしは足を止めずに屋上へ向かった
「…はぁ…」
私は本当に馬鹿だ
後藤くんがみっちゃんを好きでも
みっちゃんに当たっていい理由なんかどこにもないのに
…わたし、最低だ
「みかん」
「!!!!…みっちゃん…」
「どうして、ここに…」
「あんたが行くところなんて限られてんのよ。何年一緒にいると思ってんの
…で?何があったの、話して」
「…う、うぇえええええぇぇん!!!
ごめん、ごめんね、みっちゃぁぁぁぁぁん」
「ちょ!!!!もう…」
そして私は全てみっちゃんに話した