いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
目を開けると、自分は腕の中にいた。
その腕の主を見あげると、
「おはようさん」
狼谷と目があった。
「――おっ、おはようございます…」
どうして自分が狼谷のそばにいるのかと思って戸惑ったまやだったが、すぐに昨日の夜の出来事を思い出した。
(ウチ、泣き疲れて眠ってしまったんやな…)
「もういけるか?」
そう声をかけてきた狼谷に、まやは首を傾げた。
「ずいぶん泣いとったから、目ェ腫れてへんかと思って」
「…少しだけ、痛いですかね」
まやは答えた後、
「今、何時ですか?」
狼谷に聞いた。
「んー」
狼谷は目覚まし時計に手を伸ばすと、それをまやに渡した。
目を開けると、自分は腕の中にいた。
その腕の主を見あげると、
「おはようさん」
狼谷と目があった。
「――おっ、おはようございます…」
どうして自分が狼谷のそばにいるのかと思って戸惑ったまやだったが、すぐに昨日の夜の出来事を思い出した。
(ウチ、泣き疲れて眠ってしまったんやな…)
「もういけるか?」
そう声をかけてきた狼谷に、まやは首を傾げた。
「ずいぶん泣いとったから、目ェ腫れてへんかと思って」
「…少しだけ、痛いですかね」
まやは答えた後、
「今、何時ですか?」
狼谷に聞いた。
「んー」
狼谷は目覚まし時計に手を伸ばすと、それをまやに渡した。



