「分かった。那緒軌も速く来てね」

麻燈のバイクに乗ると、すぐに走り出してくれた。

目の端で那緒軌が急いでバイクに乗るのが見えた。

倉庫に着いて勉強会を開始した。

「まずは数学からね」

「え、あ、はい」

……………………。教えて分かった。こいつら中学のところから理解してねぇ。

それが分かると、凄かった。私は二人にスパルタで中学の内容をたたき込んだ。ちょうどそれが終わった頃に皆が倉庫に入ってきた。

「お前ら本当に勉強してんだな」

「うん。今ちょうど中学の内容が終わった所」

「…!中学の全部か!」

「まぁね。もうちょっとするから、邪魔しないでね」

「あ、ああ」
それから、高校の内容を今習ってる所まで教えた。

それを五日連続でやった。…疲れた。

英語はひどかったな~…………思い出したくない。

今は、追試をしてる二人を皆で待っているところだ。

「鈴ちゃん、あの二人によくあそこまで知識を入れることが出来たね」

「まぁ、それなりの点は取れる様になってるはずだよ…多分」

「お疲れ様」

そう言って、なぜかオレンジジュースをくれた。とりあえず、ありがとうと言っておいた。