「……………義務教育じゃないから」

「そんだけでか!?」

「海うるさい!」

「那緒軌、お前海と同じくらいもうるせぇから黙れ」

今日は弦静かだな~…いつもか。

「鈴、本当にそれだけか?」

いつにもまして鋭いな。

「えっと…いちおう大学は飛び級でT大を卒業したから行かなくていいかなって思って」

「「……」」

「ありえねぇ」

弦の一言は誰にも聞こえなかった。

「あ、そうそう那緒軌、麻燈二人とも追試だったから頑張ってね。追試でそれなりの点数取らないと、夏休みなくなるよ?」

って言ったのは椋。
二人とも…口動いてるけど、声出てないよ…。

「…椋追試はいつ?」

「…?五日後だよ」

「ありがとう。麻燈、那緒軌二人とも選択教科は一緒だよね、体力で入った人と成績で入った人って問題違うの?」


「うん、体力で入った人の方が少し簡単だよ」

んー、一日で一教科いけるかな?

「今日はこれだけで帰れるから、さっさと倉庫に行こっ」

「え、ちょっと?鈴ちゃん?」

那緒軌を無視して私は二人を引きずるようにしてバイクの所まで行った。

「…鈴!こっちに乗って!」