「そういえば、硅さんからクラス分けについて、説明されたか?」

クラス分け?

「聞いてないよ?」

「やっぱりか、…この学校はな、A~DとSクラスに分けられている。A~Dは成績順で、Dが一番下。Sクラスは、頭がずば抜けていい奴とか、族の幹部クラスの奴らとかが集まってるクラスだ」

へーそうなんだ~。面白い分け方するんだね。

「そしたら、私のクラスはS?」

「そうだ。お前、頭良かったもんな」

「まぁね、でもよく私の頭が良かった事覚えてたね」

「…そりゃ、小4の女の子がアメリカのエリート大学のT大に首席合格した!なんてこと、印象が強すぎて逆に忘れられねぇよ。それから、お前は足が遅かった」

一言よけいだよっ、大雅は知らないけど私、嵐姫だったんだよ!って言えたらどれだけ良かったか…。

「今は、ちゃんと走れますよーだ!」

って私が言って終わった。

「「……」」
何?この沈黙…。

「学校では、なるべく他人のふりしたほうかが良いよな」

「え、どうして?」

「俺達との中をどうやって説明するんだ?

「あーうん。面倒だね」

そこまで話したところで、教室の前に着いた。

ザワザワ…

廊下からでも分かる…。

「中、騒がしいね」

大雅は、中の様子に呆れた様で、あ~と溜息をついた。

「俺が入れって言ったら、中に入れ」

「分かった」

ガラッ

大雅が教室に入ってから中の様子を伺った。

「お前ら、いい加減にしろ!」

シーン

…今、大雅の後ろに何か見えた気がする。

「おい、入れ」

私が教室に入ると、聞くのもめんどくさい言葉が行き交った。

「うそ!女!!」

「うわっ、地味子じゃん」

「どうせあの人達目当てだろ」

私は全部聞き流した。ただ、どいつもこいつも騒がしいと思った。