あ、着いた。

「…入るか」

「うん」

ガチャ

「ゔっ……」

会場に入ると、硬いものがぶつかってきた。……デジャブ。

…痛かったけど、今日は我慢。

「今日は、来てくれてありがとな」

「別にいいよ。こちらこそ、お母さん達と会わないように手配してくれてありがとう」

「気にすんな、…でも靖榎さんすっげえキレてるからな」

ああ、やっぱりか…。まぁ、なるようになるよ…ね?

「鈴、お前もケーキ食べろ。はい」

「あ、ありがとう」

…硅兄、秋兄とどっかに行っちゃった。

「…ねぇ、大雅。硅兄は何で、秋兄がいたらおとなしくなるんだろう?」

「まぁ、双子と言っても、一応兄弟だし…秋斗のことを尊敬してんだと思うぞ」

そっか…。お、戻ってきた。

「秋兄!硅兄!こっち来て」

「「何だ?」」

おぉ、ハモった。

「これ、どうぞ!」

「「…?」」

「お誕生日おめでとう!」

昨日買ったネックレスを二人に渡した。