「明日が誕生日ってことは、明日は倉庫に来ないのか?」

「うん。明日家まで大…知り合いが迎えに来てくれるから」

「そうか」

倉庫についたら麻燈と那緒軌に何で海と行ったのかって文句を言われた。でも、二人とも喧嘩してたから仕方ないじゃんって言ったら黙っちゃった。それと、海と普通に話してる事に驚かれた。

今は海に家まで送ってもらってる。何でまた海と一緒かと言うと、弦と椋は明日まで倉庫から離れることができないんだそうだ。麻燈と那緒軌は家の用事とかで、ダッシュで帰った。聞くと、那緒軌の家は有名な料亭らしい。
麻燈のサラダの謎が解けたな。海の運転は皆と一緒で安全運転だった。つまんない。そういう点では麻燈が良かった。

「…着いたぞ」

「ありがと」

「でかいな」

「皆言うよねそれ」

「普通こんなところ住めねえからな」

そ、そうなんだ。自分の部屋だけだけど、買ったなんて言ったらさすがにやばいかな。

「じゃぁ、また明後日ね」

「ああ、またな」

海と別れた後部屋に入って泥のように眠った。