「…なんかあったのか?」
「え、えっと…。明日、従兄弟の誕生日で…プレゼントを買いに行くの忘れてたので、今から買いに行ってもいいですか?」
…そういえば敬語久しぶりだな。
「漆黒が…ハァ…一緒に行く」
た、溜め息…。
「弦、ダメだよ。心配なのは分かるけど、今はここにいないと」
椋は、僕もだけどね と言って笑った。
「じゃぁ俺が行く!」
「分かっ…」
麻燈に応えようとしたら、言葉を遮られた。
「いやっ、俺が行く!麻燈は昨日鈴ちゃんとずっと一緒にいたじゃん!」
「お前が行ったら何するか分かったもんじゃないじゃん」
「何もしないし!」
「俺それ、何度も聞いたことあるけど、毎回家に女連れてきてたじゃねーか!」
「それは俺の自由だろうが!鈴ちゃんには何もしないよ!」
…いきなり何かのバトルが始まったよ。どっちでもいいから早く決めてくれないかな。
弦はずっと仏頂面でこっち見てるし…。
「鈴ちゃん、後、二時間くらい待てる?」

