「そうでしょっ!これ結構高かったんだ~」

1人でおっきいテレビで映画とか観たかったんだよね。

「だよね…最新型のやつだもん」

「あっ、那緒軌に電話しないと」

「どうして?」

「ん?…あぁ、えっと、麻燈がここに泊まること連絡しないと、那緒軌とか那緒軌のお母さんが心配すると思って」

連絡しないのは非常識だし。

「えっ、でも絶対うるさいよ」

「…要件だけ言ってすぐ切るから大丈夫」

「那緒軌話聞くかな?(ボソッ)」

確かに…家に電話したら、お母さんが出るかも!

「家の電話番号教えて」

「何で?」

「那緒軌じゃない人が出るかもしれないから!」

「…! 分かった!」

そう言って紙に番号を書き始めた。

「はいっ」

「ありがと…今から電話するね」

プルルルルプルルルル…
プルルルルプ ガチャ

《もしもし麻燈!?時間遅いけどどうしたの?大丈夫?》

うるさっ…熱出て休んでたんじゃなかったっけ…。