*麻燈side  end*

煌琉に女が入るなんて…
最悪だ

爛(らん)に愚痴聞いてもらうか…

爛は俺の親友で、俺がまだケンカできないときにカツアゲされて、それを助けてくれたのが爛だ!強いのにどこの族にも入ってないから驚いた。苗字は……聞いてない!聞かなくても何のししょうもないからな!

俺は幹部室を出た。
駐車場なら誰もいないよな

よしっ

プルルルルプルルルル
ガチャッ

《もしもしっ!!久しぶりだな、麻燈!元気だったか?》

「よう爛!」

《電話なんてめずらしいな?何かあったのか?》

「煌琉に女が入った…」

《うわっ…マジか、最悪だなっ》

爛も女嫌いだから那緒軌と違って話があう

「そういえば今どこの高校行ってんだ?」

《…………》

どうしたんだ?

《えっと…ケンカに巻き込まれて、退学させられた…》

「…マジか」

こいつ優しいんだけど…それが元で不運を呼んでるよな…

「じゃあさ、俺のいる高校くれば?」

《えっ!……でも俺頭悪いぞ…》

「大丈夫だと思うぞ」

俺も頭悪いし

《何でだ?》

「俺のいる高校頭いい奴か、運動神経いい奴はいつでも入れたはずだから」

《マジッ!…よっしゃー、後で父さん達に頼んでみる!》

「おう!」

そういえば高校の名前教えてなかったな

「俺の高校の名前は、杜矢真高校だからな!」

《ありがとう!また近いうちに会えるといいな!」
「じゃあな」

そう言って俺は電話を切った。
爛と話て良かった~


女なんかどうせ中身は皆一緒だ…
そういえば何で海の笑顔が嘘だって分かったんだ?

*麻燈side  end*