そう言って私は弦達の所に行った。

多分この時私がそこを離れなかったら少しは違ったんだろうか?

…あいつらどこに行ったんだ!浴衣も走りにくいのに!………!

「いたっっ!!」

「「えっ?」」

全員同じ反応かいっ!

「じゃなくてっ!皆!さっき漆黒のやつらが着て…今寅希が」

「それはどこだ」

弦…さすが。話がはやい。

「こっち!」

浴衣を走りやすいように少し調整して私は走り出した。

早く行きたいのに…皆遅いっ!…いや、私が速いだけだった。

我慢できなくなった私は一言言って皆を置いて行った。

「このまま真っ直ぐ行って三つ目を左に行って、奥を右そして、左に二回!」

「えっ?…速っ」

那緒軌がそこにいた皆の気持ちを言った。

私がさっきの場所に着くと、漆黒の男一人以外全員倒れていた。

「寅希っ!大丈夫!?」

っ…ダメだ意識がない。血が流れてる…。

頭を打ったんだ。早く病院に連れてかないとっ!

取り敢えず応急処置しないと。

「姫さんわざわざ戻ってきてくれたのか?こっちに来てもらうぜ?」

寅希を殴った男が私の腕をつかんで言った。

「…放せよゲス野郎」

「…は?」