君のため 〜生きている証を求めて〜

~蓮side~



あーっ!!今日の心珠可愛かったなぁーーー!!


天使なのか?女神なのか?

俺は、あいつの笑顔が一番好き。
誰よりも、好き。
俺があいつの1番近くで支えてやりてえ。守ってやりたい。


俺は、家に帰ってからずっと、心珠のことしか考えてない。

こんなに、好きなのに…

伝えたいけど、今の関係を壊すのが怖い。




「れーんー??」
「おにーぃ」

あ、葵と歩太だ。

「おかえりー」

葵(あおい)は中学1年の俺の妹。
歩太(あゆた)は小学2年の俺の弟。

2人ともすごくかわいい。

俺の家は、母子家庭で母は夜遅くまで仕事をしていたり、出張が多いため、会うことが少ない。
だから、俺が家を支えるんだ。

「蓮!さっきね、心珠ちゃんに会ったの!!」

『心珠』という言葉に身体がピクッと反応した。

「心珠ちゃんね、好きな人がいるんだってー」

「え、おいそうなのか?!」

そんな話、したんだ。
俺は、歩太の頭を撫でながら考える。

「うん。心珠ちゃん可愛いから心配だねぇ。おにーちゃん♡?」

「は?え、あ、お、お前…っ」

かァァァッと熱くなる頬。
葵は知ってたのか…

「そーゆー事で、今日は私がご飯作るねー?」


心珠に、好きな人が…?それは、誰?それは、俺?自惚れるな、自分。そ
んな訳がないじゃないか。
俺と心珠はただの幼馴染。

俺と心珠はただの幼なじみ…か。