君のため 〜生きている証を求めて〜



『お前なんか、消えてしまえ。』

ードンッ。私は誰かに背中を押され、目の前の階段から落ちてしまった。


ーガバッ

「夢、か。」

隣で、スースーと規則良い寝息を立てて寝ている麻李の顔を見て、ホッとする私。

「んんっ」

「心珠。おはよ!」

寝起きの、まだ眠たそうな顔で挨拶する麻李。そんな顔も、美人な麻李。

「麻李、おはよぉ!」

私も元気いっぱいの笑顔で挨拶した。