ダメ彼



「名前知ってんじゃねーか。」


「な、名前だけですよ?!」


断られたのがそんなに腹立つのか、甲田くんはどんどん眉間にシワが寄っていく。


そして心なしか甲田くんの足が一歩出た…


「まぁまぁ、聡、落ち着いて。」


島松くんが甲田くんを止めてくれる。


そして私の方を見て言った。


「なんで聡と付き合いたくないの?」


まさかそんな当たり前なことを質問されるとは思わなかった。