・
「仕事もできる、顔もイケメン、家柄もいい。
全て完ぺきでどこにも欠点がなさそうに見えるけど。
多分、愛情表現ができないんじゃない?」
「愛情表現?」
「そう、不器用で、結婚詐欺に騙されたり、仕事仕事の仕事人間のところが欠点だけど。
それ、丸ごとお仕事男子、いや高木翔という人間を愛さなきゃ。
不器用な彼に恋した藍に課せられた課題だよ。」
“課せられた課題”…。
確かに、今まで“どうしてこんなやつなんだろう”“どうして付き合ってるんだろう”って考えてきた気がする。
恋人なのに恋人らしいこと何一つしていないのに苛立っていた私。
カコがいうゲーテの名言。
確かにそうかもしれない。
不器用で仕事人間な彼に恋したんだもん、私…。
・
「まずさ、またデートに誘ってみれば?」
「えぇ!?この間、TOEICでやんわり一緒にいたくないと言われているような言動だったもん!」
「そんなのわかんないじゃん!過去は振り返らない!」
「過去を振り返るカコに言われたくない!!!」
“アンタね…。”
とムキっとして怒りを露骨に表情に出すカコ。
「デートに誘って、連絡先交換。
連絡先も知らないのはいけないとおもう。」
連絡先…。
私、なんて言って、連絡先を交換すればいいの?
“パンツ見せるので交換してください?”
“大サービスするので交換?”
いや、違うな。
パンツとか見せたら速攻引かれるに違いないだろう。
「じゃあ、賭けをしよう?」
「え?賭け?」
「私、まだ二宮にデート誘ったことないから。
どっちともデートがうまくいったら、二宮に奢ってもらおう。
そして、どちらかがうまくいかなかったら、そのうまくいかなかった人が自腹。
どちらもうまくいかなかったら、自分で払う。」
ちゃっかり、二宮まで混在されてるけど。
その賭けに乗る!
「うん、しよう!賭け!」
“よーし。燃えてきたー!!”ってカコは早速メールで誘ってた。
私…連絡先も、電話も知らない。
こんな時に、連絡先って大切なんだな…ってしみじみ思っていたら。
カコが、テーブルの上の私のケータイを取り上げる。
「ちょ!」
「これ、お仕事男子の」
“熱出したときに一番慌てて私に電話してきた人だからね。”
液晶が表示したのは。
“翔さんの電話番号だった。”
「仕事もできる、顔もイケメン、家柄もいい。
全て完ぺきでどこにも欠点がなさそうに見えるけど。
多分、愛情表現ができないんじゃない?」
「愛情表現?」
「そう、不器用で、結婚詐欺に騙されたり、仕事仕事の仕事人間のところが欠点だけど。
それ、丸ごとお仕事男子、いや高木翔という人間を愛さなきゃ。
不器用な彼に恋した藍に課せられた課題だよ。」
“課せられた課題”…。
確かに、今まで“どうしてこんなやつなんだろう”“どうして付き合ってるんだろう”って考えてきた気がする。
恋人なのに恋人らしいこと何一つしていないのに苛立っていた私。
カコがいうゲーテの名言。
確かにそうかもしれない。
不器用で仕事人間な彼に恋したんだもん、私…。
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「まずさ、またデートに誘ってみれば?」
「えぇ!?この間、TOEICでやんわり一緒にいたくないと言われているような言動だったもん!」
「そんなのわかんないじゃん!過去は振り返らない!」
「過去を振り返るカコに言われたくない!!!」
“アンタね…。”
とムキっとして怒りを露骨に表情に出すカコ。
「デートに誘って、連絡先交換。
連絡先も知らないのはいけないとおもう。」
連絡先…。
私、なんて言って、連絡先を交換すればいいの?
“パンツ見せるので交換してください?”
“大サービスするので交換?”
いや、違うな。
パンツとか見せたら速攻引かれるに違いないだろう。
「じゃあ、賭けをしよう?」
「え?賭け?」
「私、まだ二宮にデート誘ったことないから。
どっちともデートがうまくいったら、二宮に奢ってもらおう。
そして、どちらかがうまくいかなかったら、そのうまくいかなかった人が自腹。
どちらもうまくいかなかったら、自分で払う。」
ちゃっかり、二宮まで混在されてるけど。
その賭けに乗る!
「うん、しよう!賭け!」
“よーし。燃えてきたー!!”ってカコは早速メールで誘ってた。
私…連絡先も、電話も知らない。
こんな時に、連絡先って大切なんだな…ってしみじみ思っていたら。
カコが、テーブルの上の私のケータイを取り上げる。
「ちょ!」
「これ、お仕事男子の」
“熱出したときに一番慌てて私に電話してきた人だからね。”
液晶が表示したのは。
“翔さんの電話番号だった。”

