偽りの日々

「はぁ。橋本…」

「何ですか………」

先生は、私の模試の冊子を見て、少し言いずらそうに言った。

「橋本は、このままじゃ、志望校は、無理かもしれないな…………」

「え!?」

そう、言われたときの衝撃はとてもじゃないけれど、言葉には表せない。

なにか、硬いもので頭を殴られた、そんな感じ。