偽りの日々

「ん?」

すると、柚子ちゃんは、空振りをした。

気のせいかしら。
この空振りは、わざと、つまり、故意にやった気がしてたまらないの。

部長が、ピイッと、ホイッスルを吹いた。

「5年2組、橋本瑠華の勝利ぃ!」

パチパチと、拍手がおきる。

「次の試合、始めるよぉー!」

私は、この結果に不満がとってもある。