偽りの日々

私は、自分のコートに戻った。

今日は、同じ学年同士で、大会のような事をやるらしい。

顧問の先生がホワイトボードをどこからか持ち出して来た。


試合が始まった。
私はコートに入った。
相手は、同じクラスの柚子ちゃんだった。

「ウフフ♪相手が瑠華ちゃんだからって、手加減しないよぉ。」

「お手柔らかにお願いね。」

部長が、「いいよね?」と、私達の方を向いて頷いた。

ピイッと、ホイッスルが鳴る。