独り占めしてもいいですか…?【完】

「真っ先に美生のもとへ駆け寄って、倒れた美生をお姫様抱っこしたんだよ?」





そう言ってはるちゃんは優しく笑っていた。





「お、お、お、お姫様抱っこ!?」





対する私は、あまりの衝撃的事実に驚きを隠せなかった。





千景が私をお姫様抱っこ!?





顔から火が出そうな勢いだった。





意識ないのに、どうやってここまで来たんだろうって思ってたけど、千景がお姫様抱っこしてくれてたなんて…





千景…そんなことさっき一言も言わなかったのに。





もしかして、私重かったから…?

それで、気を使って言えなくて、なかったことにしようとしてるとか?





どっちにしろ、私ある意味意識無くしててよかったかも…


起きてる状態でお姫様抱っこなんてされたら、私の心臓が持たないよっ





「私も正直ちょっと驚いたよ。あんな目立つ場所で何の躊躇いもなく、美生をお姫様抱っこして、すぐ保健室まで連れていったからね」